息子へ。
しょうちゃんへ。
去年の今頃は彼女と過ごし幸せな日々を送っていたんだよね。
コンビニ経営の父親のとこで、クリスマスケーキやおせちを買ってあげてたんだよね。
私はその話を聞いた時、大人になったなぁって感動したよ。
もう、ちゃん付けで呼べないよ。
でもね、私の中でキミは『しょうちゃん』のままなんだ。
中卒で苦労してもきちんと仕事を見つけて働いてたね。
学歴を問わない土方ぐらいしか仕事がなかったんだろうけど、
私は知ってたよ。
『おふくろに家を建ててあげる』と言ってくれてたこと。
それと、今年のお正月に父親に『私が一人でいて何かあったら俺が面倒見る。』
って言ってくれてたんだよね。凄く嬉しかったよ。
でも、キミは親より先に逝ってしまった。
こんな親不孝はないよっ!
キミがいなくなってから、私は辛くて悲しくて毎日泣いてる。
写真でしか会えないキミに『おはよう』『行ってくるね』『ただいま』
『おやすみ』って話しかけてるけど聞こえてる?
たまに『何で死んじゃったの?』って泣きながら叫んでる私を見てどう思ってる?
しょうちゃんの性格から『死んじゃったんだから仕方ないじゃん!』って舌出して笑ってるのかな?
生きてるのが辛くてサインも出してたんだよね。
気づいてあげれなくてごめんね。
LINEをしたらすぐ返事をくれるのに、既読にならなかったのを変に思ったけど、
私がうざくてブロックされてると思ってたんだ。
でも、違ったんだよね。
私がLINEした時にはもう独りぼっちで逝ってしまったあとだった…
親ならおかしいと気づくべきだよね。
本当にごめんなさい。
私はこれからどうすればいいかなぁ。
生きてると周りの何気ない言葉に傷ついちゃうんだ。
だから、私もしょうちゃんのところへ行きたくなってしまう。
周りの人は『頑張ろうよ』って励ましてくれるけど
キミがいなくなったのに何も頑張れないよ…
『何でも話してね』って言われても、本気で話したら重いと思うから言えないんだ。
結局、関わりを持ちたくないんだろうね。
寄り添ってくれる言葉を言ってくれる人はほんのわずかの人。
しょうちゃんを一人で死なせてしまったことの償いは
この辛さに耐えて生きていくこと?
でも、私は弱いから耐えられないかもしれない。
どうしたらいい?
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